上海十月

ズートピアの上海十月のレビュー・感想・評価

ズートピア(2016年製作の映画)
4.5
アメリカの縮図が見える傑作アニメ。
久しぶりに完全無欠の娯楽映画を観た。内容は、子供向けというより大人向け。ピクサーがディズニーになってから傑作を連発している。前作の「インサイド・ヘッド」より出来がいい。ずばりズートピアは、アメリカのことなのだ。そして人種や思い込みによる差別が横たわっている。そして肉食動物10%草食動物90%とかウォール街の富の再分配を語っているようだ。女性差別や、官公庁のお役所仕事を絡めながら肉食動物の失踪事件をうさぎときつねが追うという不思議なアニメ。これも麻薬による失踪事件のようでもあり深い映画になっている。動物の擬人化がより大人には、考えさせられる。逆に欠点が見当たらないの欠点で出来過ぎ。続編を当然作りそうな終わり方で新シリーズ登場でしょう。
上海十月

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