あらんしほん

ズートピアのあらんしほんのレビュー・感想・評価

ズートピア(2016年製作の映画)
4.0
おっおっおっーーー 💖🐰🦊🚓
やるのよーーー!!!
おっおっおっーーー🎵
映画を見終わったあとナチュラルに歌っていた。
ズートピア!面白かった!
偏見と固定観念について、ここまでアニメでやってくれるんですか!
これから失礼な奴には「ズートピア見なよ☆」と返すことにしよう。
この映画の良かった点は誰もが被害者にも加害者にもなるんだよって教えてくれるところ。
例えば、主人公のジュディはウサギは警官にはなれないっていう固定概念に苦しみ、過去の思い出からキツネにネガティブなイメージがあった。
そして相棒として行動を共にするキツネのニックに「あなたは他のキツネとは違うから」ってさらって言っちゃう。
私だったら、あなたは他のアジア人とは違うから!って言われても嬉しくもないし、どちらかというとキレる。
ニックはニックでどうせ分かってくれないなら、悔しくてその偏見通りにしてやる!!!って考え方。
でもこの二人が少しずつお互いを受け入れて、それぞれが抱えてる悩みが露出しまくる。

偏見を受けている側も少なからず何かに対して偏見をもっていたりする。
自分でも気づかない固定概念が世の中には溢れてる。
キスをしているカップルの影絵を見れば、当たり前に男女のカップルを想像するのではないだろうか?
そこでパッと同性カップルを思い浮かべる人は少ないと思う。
思い浮かべないのが悪いとかじゃなくて大切なのはそのあと。
自分のなかに隠れていた固定概念や偏見があったことを認めて、それが誰かを傷つけていないか、正当なものなのか考えることが大切。
何気なく受付のチーターくんがジュディに可愛いねって言うとジュディはそれを貴方に言われても誉め言葉じゃないっていうセリフ。
小さい=可愛いみたいな固定概念。
でもここにも嫌だなと思ったらスマートに相手に伝えて、相手もごめんねって言うことが大切だよっていうメッセージがあって。
かくいう私にも偏見はある、絶対人に言わない。でもきっと伝わっちゃってるときあるんだろうな。

この映画は人間の多様性を動物に置き換えてよく描いてくれてる。
象みたいに体が大きい人、キリンみたいにスラッとしてる人、ナマケモノみたいに仕事が遅い人...。
だからこそどんな人にも楽園な世界であって欲しいよね。世の中は複雑で簡単じゃないけど、それでもジュディみたいに「もっと良くしたい」っていう気持ちが人を動かすのだと思う❤️

つまりはズートピア最高だった!
DVD特典もたっぷり!!
そして映像が素晴らしく美しくこっている!
動物たちのファッションとか構図とか動物のサイズ比とか、小動物がアイスを買うシーン可愛すぎ。

🐰🦊🦍🐵🐺🦁🐃🐅🐆🐷🐏🦏🐘🐭🐻🐼