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われらが背きし者のTSのレビュー・感想・評価

われらが背きし者(2015年製作の映画)
2.4
【渋めの巻き込まれ型サスペンス】
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監督:スザンナ・ホワイト
製作国:イギリス
ジャンル:サスペンス
収録時間:107分
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うーん。これは正直退屈でした。スパイ映画にしてはかなり地味な部類に入り、盛り上がる箇所は最初だけといった印象です。逆に言うと渋い映画なので、大人向けのスパイ映画なのかもしれません。

モロッコのマラケシュを旅行していたペリー夫妻。あるレストランである男に飲みに誘われたペリーは、トイレでレイプされてる女を助けたことによりその男に気に入られてしまう。その男の名はディマというのだが。。

どうでも良いですが、大学の卒論でマラケシュを取り扱ったので少し親近感が湧きました。このユアン・マクレガーが演じるペリーはスパイ専門とかではなく、ただの一般人。ちょっと仲良くなっただけで、ディマの頼みを聞いてしまうのだからとんでもない器です。しかもその内容にはロシアンマフィアも絡んでいます。まさに命懸けですよ。この設定からどうも可笑しいと思わされました。いわゆる巻き込まれ型というやつです。

スパイアクション映画とは言えず、スパイ映画と言うべきでしょう。アクションは全編通してほとんどないです。一般人のはずなのにかなり手慣れた行動なども気になりましたし、結末にもそんなに驚かない。良くも悪くもなく、平凡な作品といった印象でした。評価はまずまずなので、硬派なスパイ映画がお好きな方はハマられるかもしれません。
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