遥かかなたの宇宙で戦いの日々を送っていた少年兵レドが地球に不時着し、味方と合流することもできず、戦う意義を喪失し、地球で暮らしていくことを決意して終わったTVシリーズ版の後日談と回想。
たとえて言うならば『天空の城ラピュタ』の後日談を観たいか?
綺麗にまとめた話の後日談を描くのは無粋というもの。TVシリーズの最後でレドは地球でどう生きていくのか?ヒロイン・エイミーとの関係は?という問いの答えは視聴者に委ねることで作品の余韻に浸れるというもの。だったら後日談なんて見なけりゃいいのかもしれないが、あったら観ちゃうのが人間の悲しい性。
蛇足であるがゆえに、主人公たちに迫る危機とその脱出もイマイチ盛り上がりに欠けた。後日談なんてそんなものだ。
前編後編それぞれ1時間弱で、前編後編に分けた意味がよく分からない。