適切な言葉か、どうか分からないが、リンチ監督などの崇高さがなくB級的な作品。それがいい。
またおかしな物を掘り出してしまったぞ笑
お初に御目にかかります、ジョン・カーペンター監督。いや、今作の監督もド変態ですね笑
現実と非現実がグチャ混ぜになる、と聞いて観たいと思っただけなのでまさかこんな変態だとは…笑
保険調査員のジョン・トレント(サム・ニールさん)は、失踪したベストセラー・ホラー作家サター・ケイン(ユルゲン・プロホノフさん)を探していると出版社から依頼を受ける。調査を開始したトレントは、やがて新作「マウス・オブ・マットネス」に登場する架空の町に辿り着く。そんなストーリー。
サター・ケインの本を読むと精神が崩壊する、という設定があり、それが現実と非現実の境をより曖昧にしていく。
日本でいうところの夢野久作さんが書かれた、『ドグラ・マグラ』でしょうか笑
まだ読めていないので読みたいんだけど、やはり本や映画、フィクションというのは多かれ少なかれ読み手になにかを植え付けることがあると思う。それが良いこと(希望・感動)か悪いこと(胸糞・トラウマ)かは分からないけど。
私も今作に少なからず興味を抱いてしまった。観終わったあとのなんとも言えない気持ち。トレントのブラックジョーク並みの高笑いは、不気味であり、見ものだ。
考察もあったもんじゃないの笑
でもそれがいいのではないだろうか。上記にも書いたが、デイヴィッド・リンチ監督のような支離滅裂さがあるが、メッセージ性はあまりない。B級と言ってしまえるジャンクフード感。
ただ、そこに監督の映画への愛情やら皮肉、ブラックジョークなど感じられて、これはこれでよいのでは?と感じてしまった。
ただ、私はあまりクリーチャー的なものが好きではないので突如出てきたものが苦手だった。まぁ、そういった監督らしいので私が悪いんだけどね。
夜中のドライブが怖過ぎたわ笑
ストーリー : ★★★★☆
映像 : ★★★★☆
設定 : ★★★★☆
キャスト: ★★☆☆☆
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆
cc/覗くな、狂うぞ。