アリアスターのボーはおそれているの元ネタの一つであるジョンカーペーターの作品。失踪したホラー作家を探しているうちに現実と小説の世界が曖昧になる話。
比較的面白い方のカーペンター作品でした。今作とかポゼッションとかイベントホライゾンとか、とにかくこの手の頭のおかしい世界に巻き込まれて勝手に狂っていくサムニールは、可哀想でありながらも滑稽で良かったです。正直今作の脚本はツッコミどころが多いし、出来が悪いんだけど、キレのある細かな演出とサムニールの演技で救われていたような気がします。特に前半はB級のジェイコブスラダーや夜の第三部分のような不気味なシーンに溢れていて面白かったです。後半からは良くも悪くもどうにでもなれという感じでしたが。。。でもラストのメタ的な展開はもう少し引っ張って欲しかったです。
