まぐろさばお

マウス・オブ・マッドネスのまぐろさばおのレビュー・感想・評価

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)
3.8
現代ではネットでもたくさん見かけるTRPGの昔の映画。TRPGに親しんだ人が見るとSAN値チェックがあったりアルアルなシーンも多く楽しめた。ラブクラフトの作品を実は私自身読んだことがないのだけど、本作にはビザンティン(東ローマ)のモチーフや、逆十時などキリスト教モチーフのものもいくつか出てくる意味では、
ここで語られているサターケインは「サタ(ーケイ)ン」の文字遊びかなと思われなくもない。「創造(想像)の世界がいまや現実となり多くの犠牲者を出す」という遊びはある意味では宗教、宗教戦争そのものを表象しているような気もしてくるからホラーエンタメで片付けられない風刺的なものになっているかと思われる。