N子

マウス・オブ・マッドネスのN子のネタバレレビュー・内容・結末

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

グロは少なくて奇形は多めで怖くておもしろくて怖くておもしろい
繰り返されるすべてのシーンの二度目で必ずぞっとさせられる。ループに入ってしまう瞬間もあまりに呆気なくて怖い。どこを走っているのかもわからない圧倒的な暗闇の道路で自転車を漕ぐ少年と爺が不気味すぎて私生活に支障が出そう。手をひろげたスタイルズを乗せて向こうに走っている後ろ姿が特に怖かった
ポスターをめくったら俺だったシーンは、絶望的なのに真実の気づきみたいで好きだった。暴力男たちの姿が忽然と消えていているのは日常の目が覚めたようで逆に孤独に迫られる
彼だけは正常なように見えて狂った彼の世界のようでもあってまたそれらのすべてが筋書きのようでそういう精神状態であるのかもしれない、いい!
いま映画を観ているわたしもそうだったら怖い
N子

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