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ルイの9番目の人生のバロウズのレビュー・感想・評価

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)
3.7
「ハイテンション」「ヒルズハブアイズ」などでホラー映画の俊英と言われたアレクサンドルアジャ監督が挑んだダークファンタジー。

何故だか生まれた時から事故に遭うことが多く何度も死にかけた少年が主人公。
9歳の誕生日に崖から転落し昏睡状態に。そんな彼の周りで奇妙な出来事が起こり始める・・・みたいな話。

基本主人公の少年が一人称で語っていくので展開が早いです。
一見ファンタジーだけど、そこにサスペンスやサイコスリラー的な要素も合わさり、やっぱりアジャ監督なのでホラーな場面もあります。
ワカメやフジツボだらけのグロクリーチャーや、クラゲが宙を舞う幻想的な映像など一見の価値はあります。
なんとなくジャン=ピエール・ジュネのテイストにギレルモ・デル・トロチックな切ない系ダークファンタジーに近い映画かも?

そしてアーロンポール演じる父親の愛情に涙・・・
この間みた「クワイエットプレイス」もそうだったけど、父と子の愛情に弱いなあ自分と再確認させられました。
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