佐藤克巳

東京の英雄の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

東京の英雄(1935年製作の映画)
3.5
1935年に至ってもサウンド版が隆盛だったが、おそらく活動弁士、楽隊の失業者対策だったか?音楽に乗って映像はスムースだが、台詞はサイレントのギクシャク感は如何ともし難い。だが本作の場合には、倫理観の違いが決定的で、とても妾母吉川満子に落ち度があるとは思えず、長男藤井貢の詐欺逃亡した実父岩田祐吉に対する復讐物語の様な清水宏監督の凡作で、後味悪し。
佐藤克巳

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