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セクター4のmhのレビュー・感想・評価

セクター4(2014年製作の映画)
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「誰も見捨てない」がモットーの傭兵集団でリーダーやってる主人公。民間軍事会社と、彼らを取り巻いている権謀術数が題材のエンタメ戦争もの。
ワグネルなどの単語がニュースから聞こえてくる昨今なので、ご時世的にタイムリー。正規軍にはできないことも請け負っているというナレーションが入る。
・傭兵たちをいいように使い捨てている民間軍事会社。
・主人公によってもたらされる混乱を利用する正規軍。
・軽薄なロシアの武器商人。
・車はほかのやつから買えと言われてまってると、軍上がりとおぼしきおっさんと真面目そうな通訳の若者がやってくる。(ようは、彼らも軽薄な武器商人の被害者で、足りない金額は主人公からもらえといわれてる)
・少々長めの訓練シーン。
などなどストロングポイントいっぱいで楽しい。
主人公が今回のミッションに必要な新人スカウトして、その新人を訓練するのかと思いきや、インストラクター(誰?)がきて主人公を訓練するのは斜め上。ただし、その甲斐あって、銃口を向けられてからのリカバリー力がかなり上昇する。んだけど、なにこれ。現役の傭兵に指導できるインスタラクターなにものなん?
・明らかな低予算。
・戦闘シーンをごまかすための夜襲。
・既視感しかないチープなホームドラマ。
これらはバットポイント。
でも、すでに離婚済みだけど元奥さんと同居している親子関係よかった。
大事な仲間を置き去りにしないため戦場へ戻った=戦場にいくために家族を置き去りにしてきたことに気づくエンドは決まってる。
助けられて感謝されると「お前だって同じことをしただろう」と、いうのがちょっとひねくれて聞こえてくる。
腐ってもハリウッドで肝はきちんと抑えてる。
低予算B級戦争映画にしてはよく出てきるので、フィルマでもアマレビでも極端に星が少ないのはかわいそう。2.7くらいあってもいい。(2023年7月のフィルマは1.9)
面白かった!
mh

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