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慶州(キョンジュ) ヒョンとユニのTAMUのレビュー・感想・評価

4.0
ようやく見れた〜♪

多分、コリアンシネマウィークで4〜5年前に見逃して、いつか見たいと思っていた本作。
なんと5年を掛けて、こんな時期に正式公開💦

チャン・リュル監督×地方都市×パク・ヘイル主演てことで、『群山』と同じノリに期待が高まる。
この監督、何処に転がっていくか分からん映画を撮るが、何作か見ていると、大して何処にも転がらないし、難しい展開にもならないから、休日の昼下がりにぼけっと見るのにうってつけ。

そして、期待の通り、インテリクズのパク・ヘイルが墓と寺の町、慶州をかつて見た春画を探して変態呼ばわりされながらウロウロするw

なんだろ、極端なクズではなく、道徳や羞恥心はあって、駆け引きは苦手な天然のプチクズ、むしろ愛しいww

得意の固定カメラ長回し会話のやり取りは時には爆笑、同じく得意な陰影を捉えた家屋や街並みの趣きは一度行ってみたい感が高まる♪

インテリ版『男はつらいよ』であり、こいつアホだなぁとニヤニヤしつつ、そこは強く行けよとイライラしつつも、自分と重なるところがあり、分かるわ〜、ともなる。
この際シリーズ化して欲しい!

ヨレヨレのTシャツ、いつも同じ服、無精ひげ、可愛い女子のいる場所に知らん顔で何度も訪れる、自分は普通だと思ってる、何処かで見たパク・ヘイルが本作にも絶好調で健在。

いずれにせよ素晴らしきはシン・ミナ。ドラマ『僕の彼女は‪九尾狐‬』のキュートさは未だに忘れられないが、成熟した美しさは息を呑むほど💦
もっと多くの映画に出て欲しいなぁ。

あとシン・ミナの友人役で健気なシン・ソユルが好演。ハスキーな声と場の空気を読まない感じはハマり役。

蛇足だが、人口25万と微妙なサイズの慶州市。出身スターは多くないが、慶州と言えばキム・サンホなので出演してもらいたかったw
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