ふくやん

レッド・テイルズのふくやんのレビュー・感想・評価

レッド・テイルズ(2012年製作の映画)
3.8
第二次世界大戦の大陸反攻作戦で活躍した米陸軍黒人戦闘機隊の物語。

戦闘機が派手に駆け回って敵と戦うという構成がシンプルなので、戦争に詳しくなくてもサクッと楽しめる。

知識のある人には過剰気味に映る主人公たちの活躍も、良く言えばルーカスフィルムが培ってきたエンターテイメント性を組み入れて観やすさに繋げていると言える。

敵役として出てくるドイツ空軍もスピード感あるアクションで場面を盛り上げてくれる。余裕があれば敵パイロットの首元に十字のバッジのような物をつけている人がいないか探してみると良い。

つけている人を見つけられたら、その人は「50機以上を撃墜したエースパイロット」。歴戦の名手が主人公相手にどう立ち回るか、ハラハラしながら楽しめると思う。

映像は美麗で観やすく、壮大な空中戦を派手に描いており、充分に楽しめた。

本作をきっかけに、モデルとなった黒人戦闘機隊『第332戦闘航空群』のタスキーギ・エアメンを歴史として触れてみるのも良い。