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BUMP OF CHICKEN TOUR “WILLPOLIS 2014” 劇場版のwesttribeのレビュー・感想・評価

4.0
BUMP OF CHICKENのドキュメンタリー映画。
アニメとライブドキュメンタリーの二部構成。
アニメは、ツアーのオープニングムービーの完全版、らしい。
CG製作の冒険ものなのだが、これがなかなか良い出来で、
これだけでも観る価値はあった。
確かに線のなめらかさはいまいちで、アニメとしては致命傷かもしれませんが、
まぁこの作品の場合、そこは本質ではないと思うので。

「曲の声だけは裏切れない」という話が印象的だった。
自分たちが作った曲が、自分たちに訴えかけてくる声がある。
その曲を次のステージに連れていけるのは自分たちだけ。
そして、すべての曲は、奏でられた音は、聴いてもらう使命を帯びている。
ファンが聴いてくれるから、曲は生まれてきた意味がある。
だから藤原は、BUMPは、客席に向かって「ありがとう」と繰り返す。

ファンなら当然必見、ファンでなくても観る価値のある作品。
…と思ったけど、レビューサイトなんかを見ると、
結構辛辣な意見のファンも多いですね。
もっと曲を聴きたかったというのはわかりますが、
上映時間との見合いですからね…

「客を映す場面が多すぎる」という指摘は、
読んで初めて「あ、なるほど」と思いました。
ライトなファンの自分としては、
BUMPを取り巻く熱心なファンの表情や声も含め、
BUMPという存在・現象のいまを描いている、と受け止めていたので。

個人的には、曲を聴きこんで、もう一度観に行きたい気分です。
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