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トイレのピエタの100HEARTSのレビュー・感想・評価

トイレのピエタ(2015年製作の映画)
4.0
病気が発覚する前からゴンドラから落ちても「死ぬだけだから」と人生に悲観的な主人公。ゴンドラでの窓拭きという仕事は、社会や世間から隔離を表しているのか。社会から疎外された青年と、学校や家庭から疎外された少女の交流ってまんま『ゴンドラ』だ。中盤のプールのシーンで主人公が劇中初めてわらうのがいい。劇中の真衣は感情むき出しなのに対して、ピエタの真衣が穏やかなのがいい。幕引きの穏やかさも好み。リリーの軽さが癒し。

タイトルで色物扱いしてたけど、見終わったらこのタイトルじゃなきゃだめだ。
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