HAYATO

チャッピーのHAYATOのレビュー・感想・評価

チャッピー(2015年製作の映画)
3.6
2023年456本目
『第9地区』、『グランツーリスモ』のニール・ブロムガンプ監督作
エンジニアのディオンは、世界で初めて「感じ、考え、成長する」AI(人工知能)を搭載したロボット・チャッピーを誕生させるも、チャッピー諸共ストリートギャングに誘拐されてしまい、ギャングの元で過ごすチャッピーは”ギャング流”の生きる術を習得していく。
ウルヴァリン役などでヒーローのイメージが強いヒュー・ジャックマンが、妬みを募らせて凶行に及ぶヴィランを熱演。
『アバター』シリーズや『エイリアン』シリーズでお馴染みのシガニー・ウィーバーや、『スラムドッグ$ミリオネア』で名をあげてから順調にキャリアを積んでいるデヴ・パテルが、脇役に名を連ねる。
オープニングで関係者のインタビュー映像を流す演出は、『第9地区』でも取り入れられていたので、ニール・ブロムガンプ監督のお気に入りの演出なのかな?という感じがする。
起動したばかりのチャッピーは、人間の赤ちゃんのように愛らしく、トム・ハンクス主演の『フィンチ』に登場するロボットと同じくらい愛着が沸いた。
純粋無垢なチャッピーが、非道な人間の手によって悪の道に誘い込まれていく姿を見るのは辛く、教育における環境の大切さを痛感させられる。
意表をついたラストは賛否両論ありそうだ。
誰かが怪我をしたら、意識を転送するんじゃなくて、まずは病院に連れて行こうっていうことを誰かチャッピーに教えてあげて。
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