成田007

チャッピーの成田007のレビュー・感想・評価

チャッピー(2015年製作の映画)
3.5
子は親を映す鏡ということわざがあるくらい親は子供に一番影響を与える存在です。子供は親の考え方・行動を真似をする。それが良いことでも悪いことでも関係なく。

今作の主人公のチャッピーは人工知能が組み込まれたロボット。生まれたばかりの何も出来ない子供ような存在でした。

人口知能とは、プログラム自身が外的要因に合わせてコードを書き換え、さらなる進化をしていくことである。その動作はまさに子供のように成長していくのと一緒だ。

チャッピーの両親は南アフリカ共和国のギャング。父親はチャッピーを強盗に利用しようと悪いことを教え込んでいく。チャッピーは褒められたい一心でどんどん悪いことを覚えていく。そして、チャッピーは超えてはいけいない一線を超えてしまう。

自分のしていることが正義か、悪かを子供は分からない。それを教えてくれるのが大人だと思う。本気で怒り、善悪を教え、子供は学んでいく。

そんな大人の存在がいれば、チャッピーも幸せになれたかもしれない。
成田007

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