真っ黒こげ太郎

トイ・ストーリー4の真っ黒こげ太郎のネタバレレビュー・内容・結末

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

※今回は何と言うか、色々と困惑しまくっていて、殆どレビューになってません。
後、本作のレビューでは今まで無かった酷評部分が多々あるので本作が大好きな方は注意してください。
すんません。


はい、と言う訳でとうとう劇場に観に行きましたよ。

トイ・ストーリーシリーズ最新作、「トイ・ストーリー4」!!!

もうこのシリーズは大好きですからね、何しろまだ映画を本格的に観てない頃の自分ですら何度も見てたんですから。
(ついでにまともに映画を見始めたのは多分2014年位から。
あの頃はThe Asylumの映画を新作料金で借りたりしてたなぁ!w)
そんな思い入れのある映画の最新作、当然ワクワクしてたんですが、何やらネットの意見が賛否両論気味…。

とは言え、「何時も通りにトラブルで外に迷う→色々とドラマがある→帰ってめでたしめでたし的な内容ならまぁ満足できるだろう!」
「「リメンバー・ミー」は面白かったしそんな酷くはないだろう!」
的に前向きに考えながらも少々の不安を抱えつつ、席に着きました。


で、実際に観た感想ですが…


実を言うと…




俺、めっちゃ困惑してる!!!!!!





何つーか観終わった後でネタバレサイトや他の感想文を見まくっている…ってか今も見ながら書いてるんだけど心の整理が追い付かない!!!!

整理が追い付かないと言っても「ガーディアンズ(2017)」を劇場で観た時のガッカリ感ではないし、「インフィニティ・ウォー」や「SPL3 狼たちの処刑台」を観終わった後のような絶望感に包まれたわけでもない。
(皆SPLシリーズは知ってるよね! …え?知らない!?と、とりあえず1作目の「狼よ静かに死ね」は観ておいてもいいんじゃないかな!w)


映画館を出て、こんなに複雑な感情になったのはお初だ。

正直変な文章を書き殴りながらも、まだ心の整理が追い付いてない。

ま、まぁ、とりあえず思ったことは頑張って綴ろうと思う。


まず初めに悪い所を書いてしまうが、正直シリーズ作品の中ではイマイチだった。

今作は今までの作品に比べると話の盛り上がりに欠けていたような気がする。
特に2作目や3作目ではあれだけ皆に見せ場を作っていたのに、今作でレギュラーメンバーの出番が減りまくっていたのは残念。
まぁあそこまでメンバーを裁くのは難しいと思うし(それこそルッソ・ブラザーズさん並みの力量がないと無理だとは思うけど。)、新キャラの話も面白かったけど、3作目で仲間になったキャラもあんまり活躍しないのはもうちょっとどうにかならんかったんかなぁ。
(特に追いかけ中にTVシリーズの短編を挟んだことも相まって、新メンバーに好感を持ったこともあるので。)

しかも、もう一人の主役と言っても差し支えないバズの出番も減っていた。これは単純にショックだった。


後、後半の注意の惹き方がアレすぎるし、話の内容が「たまたま何かを見つけた」「偶然発見する」的な所が多かったのも盛り上がりが少ないように思えた原因かも。
(鍵の下りは笑えたけどw)

兎に角、演出や脚本は今まで作品の中では一番微妙だと思いました。


その一方で、面白い所もちゃんとあります。
相変わらずCGは凄いクオリティだし、キャラはいい味出してる(ヒロインは少々棘が強すぎる感はあったが、まぁ某運び屋3作目のヒロインよりは何千倍もマシだろうw)、テーマもしっかり考えられている。

今回の新キャラ、フォーキーも最初こそアレな感じだったが、話が進むにつれしっかり仲間の自覚が増え、最終的にはバズとは違う形でオモチャとしての自覚を持つのが良かった。
デューク・カブーンの成長もしっかり描かれていたのも良かった。

今回の悪役的立場が救われるのは賛否が分かれそうだったが、今回は最終的に真面目に子供のためになれたのは良かったと思う。
(ただ、その為にウッディがあそこまでやっちゃうのは困惑したが。「ウッディ!それでいいの!?」的な感じで。)

ウッディもしっかり考えが描かれていて、ちゃんと「自分の心の声」に従うというのもテーマ的にしっかり描かれていて悪くなったです。

そんなこんなで、今までの中ではイマイチではありましたけど、見どころは多くそこそこ楽しめ、そこまで退屈はせずに観れました。





しかし…一番複雑な感情が詰まっているのがラストの展開。


また言っちゃうけど…


「ウッディ!それでいいの!?」的な感じで。


2作目の博物館を蹴った件は!?


3作目の大学行きや皆の屋根裏部屋を蹴ってアンディと別れた件は!?


ただ、あのラストに至るまでの伏線は本作ではしっかりちりばめられていて。
「ボニーの一番のお気に入りになれなかった」「メインとして扱われず埃にまみれたり、踏まれたりする」「オモチャがなくなる理由」「新しい生き方を尊重する」等の伏線はしっかりと貼ってあった。

「ウッディの人生」「新しい生き方」としては、良いものではないかと。


しかし…


もうこんな文章を書くのに1時間30分近く掛かってるけどさ…w
(ちょっとした映画が観れるレベルw)



…やっぱり複雑だ。



否定する気持ちも分かるし、この結末を認められない人の気持ちが分かる。



…何か、最終作でありながら今までと違う事をして古くからのファンから怒りを買った「ゴジラ FINAL WARS」に怒る人の気持ちが少しだけ分かった気がする。
(でも、俺は大好きだからね!!!!www)


…まとまりのない文章で、もうレビューになっているのかどうかも分からない文章になってしまったけど…ってかもうレビューしてるのかどうかわからないくらい複雑だ…。

…とりあえず、この心の整理がいつかつく事を願っている。


…まぁ、つまらないわけじゃないので、興味のある方はどうぞ…。

…明日母ちゃんに感想聞かれたらどう答えればいいんだろ。


追記:その後母ちゃんに「面白かった?」と聞かれたので、俺は「面白ったけど、複雑な心境」だと答えました。w