片腕ファルコン

ダム・キーパーの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

ダム・キーパー(2013年製作の映画)
3.0
2015年、米国アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた作品。
全然知らない日本人監督ですが、『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』のアートディレクターを務めた経験があるらしい。。

その割には内容は意外とダークで…設定は大気汚染によって大きなダムによって隔てられた世界。
登場人物は『ズートピア』のごとく沢山の動物たちが共存してるワケですが、可愛い動物キャラ達の中で陰湿なイジメが横行します。そりゃガタイが良い動物が有利に決まってますもんね!! イジメられっ子のコブタ君は実は風車を管理して街を大気汚染から救ってる唯一の希望だったんですねぇ。。先代から続いていてその件は周りも知ってるはずなのに…!そんな中、転校生のキツネ君が現れコブタ君に転機が訪れるお話。。

人間でも充分やれそうな内容を動物たちに置き換えた点はサスガ。最初と最後のナレーション以外セリフがないものの充分な見応え、説得力がありました!

でも、基本的にはオチやメッセージ性は普通、というかベタというか。。もっと深い意味も込められてはいるんでしょうけども。

画と内容のギャップがスゴイ一風変わったアニメではあるので必見ではあります!!