JTB勤めの既婚男が未亡人の岩下志麻と不倫する。団地妻の嫁はツケツケしているが、既婚男が怖いのは妻ではなく不倫相手の子供だった。ジャッロ的味わいのサスペンス。やかんの出るシーンは必見!松本清張の短編…
>>続きを読む高度成長時代。
郊外の団地に住む加藤剛は、
旅行会社の会社員。
妻は自宅で近所の主婦たちを集め、
フラワーアレンジメントの講師をしていた。
そして結婚10年くらいになるこの夫婦には子供がなかった…
1970年、原作、松本清張
監督、野村芳太郎。
旅行代理店で働く浜島(加藤剛)はある日、帰りのバスの中で女性に声を掛けられます。
その女性は、田舎の中学校で同級生だった小磯泰子(岩下志麻)でした…
不倫劇だと思わせてそう一筋縄には行かない。その不倫のメロドラマが、母を見知らぬ男に奪われたくない一心から子供が凶行に及ぶ様と因果を描いた橋本忍脚本が素晴らしい。かなり容赦のない内容ではあるが、フィル…
>>続きを読む新文芸坐の橋本忍特集で「砂の器」と一緒に観た。ありがちな転落劇ものではあるのだが、構成が秀逸。狭い団地で子供のいない妻との結婚生活に息苦しさを感じている旅行代理店に勤める主人公は帰宅時のバスの車中で…
>>続きを読む子供のいない夫婦と未亡人、そしてその息子の話。
冷えきった夫婦関係、未亡人に会いにいく意気揚々とした男の心情など、サラッと見せる演出が秀逸。
回想シーンに独特な色調を施している点も面白く、昼メロ…