湯っ子

PKの湯っ子のレビュー・感想・評価

PK(2014年製作の映画)
4.0
「きっと、うまくいく」ではスーパーヒーローだったアーミル・カーン、今度は宇宙人⁉︎ということで、他には知識を入れずに鑑賞。
冒頭の「いかなる宗教を傷つける意図はありません」の但し書きから、ん?と思っていたら、荒唐無稽なコメディなのに、宗教とは?神様とは?を問いかけていて、最後まで観ると、やっぱり愛と勇気の物語だった!

多くの日本人がそうであるように、私も特定の宗教を持っていない。だからと言って、無宗教とは言い切れないところがある。初詣やら法事やらには行くし、八百万の神にはぼんやりとした畏怖の念を感じているし、悪いことするとバチが当たるっていうのは(後悔するとか罪悪感に苦しめられるということ含めて)本気で信じている。
インドといえば、信仰深い人々の国という印象がある。そういう人々の信仰心というものは、私にとってはわかりにくい。これは大変失礼なことなのかもしれないけど、もっと盲信的に神様を信じているのかと思っていた。だから、この映画の中で投げかけられるPKの問いかけに対しての人々の反応がすこし意外だった。インドの人たちもこんな風に感じているんだと思った。

キョロキョロ目玉が今にも飛び出しそうなアーミル・カーン。身体はムキムキ。「きっと〜」では超人じみた存在だったけど、今作では人智を超えた存在だった。
ヒロインのジャグーがとてもイキイキしていて魅力的。ラフで女性らしいトップスと足首見せジーンズにフラットシューズとか、ファッションも好みだったな。
湯っ子

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