地球にやってきた宇宙人が
宗教という概念を知り
神を探し回るコメディ。
ものすごいシニカルですけど
めっちゃおもしろかったです(笑)
インド映画なのに
ヒンドゥー教を悪く見せているってだけで
かなりのチャレンジ。
さらに
イスラム教やキリスト教含めた
最大手からベンチャーまで
あらゆる宗教を
思いっきり皮肉っております。
「困ったとき
みんなが”神に祈れ”というけれど
神と呼ばれる存在が多すぎて
どれが正解かがわからない」
困った宇宙人は正解を見つけるため
片っ端から信仰?してみるんですが
いかんせん
〇〇を勧めるAという宗教で禁止されている××は
××こそが救いだとする
Bという宗教でご法度だったりするので大混乱。
そして彼は気付くわけです。
「どうやら宗教とは…」
目から鱗のセリフ続出でした。
宗教の発端にしても
なるほど、と思いましたし
神様には2種類あるというのも
たしかに…と唸り。
一番刺さったのは
「私の神を批判された、
神を守らなければ、と戦争をするが
こんな小さな星の
こんな小さな人間たちに
守ってもらわなければいけないわけがない。
神ならば自分で自分を守れる」
パレスチナとイスラエルの余波が
少しずつ届いているマレーシアの片隅で
色々と考えさせられたのでした。