皆様、明けましておめでとうございます
今年1本目のレビューはこちら
「きっと、うまくいく」のラージクマール・ヒラニ監督と主演のアーミル・カーンさんが再びタッグを組んだ作品、ということで、期待値爆上がりです
冒頭、“本作はフィクションであり、いかなる個人、団体、宗教も傷つける意図はありません”とテロップが入ります
いきなり、ン!?なんだっ!?てなります
物語が進んでいくにつれ、だんだんその意味がわかって来ます
これ、テーマはほぼ宗教!!
もっと、宇宙から来た男が、自分の星に戻れなくなって、地球の仲間たちと奮闘する、「E.T」「光の旅人K-PAX」みたいなストーリーをを想像していたので、ちょっと意外でした
「きっと〜」でもインドの学歴社会や大学教育に鋭くメスを入れた作品だったので、コミカルで、ハートフルな映画の中にもそうしたメッセージ性を込めるのが好きな監督さんなのかも知れません
序盤、ベルギーで、インド人女性のジャグー(アヌシュカ・シャルマさん)と、パキスタン人のサルファラーズ (スシャント・シン・ラージプートさん)のカップルが、ヒンドゥー教とイスラム教という宗教の違いから分かれてしまうシーンが象徴的でした
正直、宗教の違いは生まれた土地や環境によって違って来るし、そもそも、人間が己の弱さから生み出したものだと思っているので、宗教に関する件は少しウザく感じました(神様や宗教を否定するものではありません)
PKて、酔っ払いて意味なのね
PK(アーミル・カーンさん)オープニングいきなり全裸で出て来てびっくり、しかも、筋肉ムキムキで、今にも目がこぼれ落ちそうにデカい
あそこ筋肉必要?
ラストに出てきた宇宙人もムキムキだったので、宇宙では筋トレ流行ってるのかも知れません
アヌシュカ・シャルマさんアヒル口の美人過ぎてこちらもびっくり
インド映画に出て来る主役級は男は筋肉ムキムキ、女は超美人、が多いようで・・・(笑)
あと、ジャグーの働くテレビ局の局長の男が上はスーツ、下がジャージなの笑えました
インドのクルマはあんなに揺れてるの?
盗難には気をつけましょう
PKは地球に来て、地球人の手を触っただけで地球語を話せるようになり、相手の心の中まで読んでしまいます
ダメダメダメ!!私は絶対にPKに手を握られないようにしないと!!
ドス黒い心の中が暴かれてしまう・・・
みんなそうでしょ?え、違うって!?
そもそもPKの国には嘘という概念がないようで・・・
導師のタパスヴィーが集会で集まった大勢の信者達に、寺院建設のため献金を、と呼びかけているシーンは某教団、旧◯一◯会が頭に浮かびました
ラスト、PKがジャグーに淡い恋心を抱くのが切ない
結婚式場の教会で少年が手紙を間違えて渡したのは導師様の策略なのかと思っていたけど、単なる偶然だったみたい、そこ、ちょっと物語的に弱かったかなー、などと感じました
笑いあり、歌あり、ダンスあり、涙ありでとても楽しめました
個人的には「きっと〜」よりこちらの方が好みかな
今年もよろしくお願いします