映画ケーン

幕が上がるの映画ケーンのレビュー・感想・評価

幕が上がる(2015年製作の映画)
3.0
描いているのは「キラキラした青春」じゃなくて、「演劇を志す学生」、つまり勉強して大学に行って…っていう着実な人生を捨てて演劇を目指す、という現実的な話。だから画面は暗いし学校も傷だらけで結構汚い。

でも娯楽性に乏しいから、例えば『ちはやふる』と並べられたら問答無用で『ちはやふる』選ぶかな。

演技力がそんなだから、カメラマンがあんまり顔のアップを撮りたがらなかったんだろうね、カメラがずっと引いてたり動いたりしてる。だからかえって観づらくてストレスフルでもある。
その分『ちはやふる』は割り切ってアップを撮ってるから良かったな。

あとやっぱりモノローグが気になる。映画をあまり観た事がない観客(学生)に伝える為ってのは分かるんだけど、彼らに伝わる様に作るのが当たり前じゃないのか。ディズニーがそうしてるじゃないか。
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