真っ黒こげ太郎

ミック・テイラー 史上最強の追跡者の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

4.5
フライング・カンガルー!!!w

何故か人よりカンガルーの方が派手に死んでる!!!w



オーストラリアの荒野。
国立公園のウルフ・クリークでキャンプしていた旅行者カップル。

そんな彼らの前に、旅行者を次々に襲っていた猟奇殺人鬼、ミック・テイラーが現れる。
今日も今日とて、カップルの男を殺害し、女を拘束してお持ち帰り!!!
だが、女はミックの隙を見て脱出するが、ミックに追いかけまわされる!!!
ミックは女を助けようとした通りすがりの男すらも追い回し、大暴れ!!!



バックパッカーの若者達が殺人鬼に追い回される、スラッシャー・ホラー。
こんなタイトルだが、「ウルフクリーク 猟奇殺人谷」の続編。
(因みに今回も実話らしい、ほんまかいな。w)


前作はありきたりな「悪魔のいけにえ」の亜流的な感じでしたが、今作はサイコ野郎がトラックで若者達を追い回す、「激突!」の亜流みたいな感じになってました。
更に後半には拷問やら「悪魔のいけにえ」要素も完備!!実に盛り沢山!!!

前作はグロも少な目で話も中々進まない等、スラッシャー物としてはイマイチだったんですが、今回は冒頭から頭が吹っ飛ぶ大サービス!!!
その後も首チョンパや人体破壊描写があったりと、前作とは打って変わってゴア映画的に満足!w

そして何故か要所要所で派手なカーアクションが展開される!
トラックが追い回してくるわ、カンガルーを跳ね飛ばしまくるわ、崖から落ちて爆破するわの大騒ぎ!!!w
前作より予算が増えたのか、アクションもスプラッターも増量されてるのが嬉しかったです。


しかし、肝心のクライマックスで何故か失速気味になるんだよなぁ。
内容自体はホームインベージョンやらクイズで拷問(!?)やらでそこまで退屈はせんけど、前半のハイテンポ&スプラッター&アクションの連続に比べると中だるみ感が否めない。
クイズの場面とか最後の逃亡劇なんかは、それなりに緊張感があって見入ったけどね。
(ついでに俺はオーストラリアの歴史に関しては全くの無知なのでサッパリ分からんかったが。w)

後、あそこまで不快な内容でやったなら、ラストも完全なバッドエンドで良かった気がする。
(あの追い詰められ方は絶対バッドエンドだと思ったのに…。)


終盤、残念な所が出てきたりしましたが、前作とは打って変わってグロやらアクションの見せ場満載で楽めたぜ!!
前作と話が繋がってないし、スプラッターホラー好きなら気軽に観れると思います。
(でも、ラストのアレは前作の人だったんだろうか…。)