バロウズ

ミック・テイラー 史上最強の追跡者のバロウズのレビュー・感想・評価

3.9
オーストラリア産拷問ホラー「ウルフクリーク/猟奇殺人谷」の2作目。
オーストラリアの北西部にあるウルフクリーク国立公園をテリトリーにし、よそ者を拉致監禁拷問するのが大好きな殺人鬼、ミックテイラーおじさんと、偶然命を狙われる事になったイギリス人観光客の死闘を描く。
前作より犠牲者の数も増えグロもパワーアップ。頭部破壊、首斬り、人体解体、指切断、そして終盤はグロ腐乱死体のオンパレードに。

ムカつく警官はぶっ殺す、外国人観光客もぶっ殺す、お年寄りもぶっ殺す、ついでにカンガルーもぶっ殺す!
狙った獲物をどこまでも追いかけるのがなんだかターミネーターみたい。乾いた大地での死闘は悪魔のいけにえ、ヒッチャー、ついでに激突なんかを連想させます。

昔オーストラリアを流刑地にしてたくせに、今更のこのこ観光に来やがってこのヤロー!と理不尽な恨みを主人公のイギリス人に爆発させるシーンは迫力抜群。
やってることは最低最悪なんだけど、妙なカリスマ性を持っている陽気なおじさんって点では「マーダーライドショー」のキャプテンスポールディングに通じるものがある。

本国ではTVドラマ化もされるほどの人気作品なので、オーストラリアを代表する殺人鬼になりそうですね。今年続編も公開されるらしいのでこれからもミックテイラーおじさんの活躍に期待!
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