「玄海灘は知っている」
冒頭、一九四四年日本・名古屋。大東亜戦争の最中、日本軍に微用された青年、軍隊内のしごきと虐め、差別と民族アイデンティティー、戦火の中で燃える恋、戦争の不条理、死体の山からの…
キム・ギヨンの代表作と言われているし、下女よりも筋がシンプルな分こちらの方がギヨンの狂気とユーモアが堪能できると思っている。
朝鮮人青年が日本兵として徴兵され、日本軍から虐められすごく日本を恨む一方…
ちょうど殿山泰司さんが戦時中のことを書いたエッセイを読んでたので、上官のイビリに超ムカつく。2時間近い大作でしたが、屍の中から立ち上がるラストシーンは圧巻。「下女」の旦那役の人が優しい上官でホッとし…
>>続きを読む太平洋戦争末期の日本で、「志願兵」という名目で日本軍に徴用された朝鮮人ア・ロウン(=alone)の物語。朝鮮人というだけで一段下に見られていたことが露骨に描かれている。
まず上官から何かにつけイジ…
韓国人がハングル語で日本人を演じているのが意外で新鮮。でもアメリカなヨーロッパ映画ではよくドイツ兵が英語で会話してる。「鷲は舞い降りた」なんか、マイケルケインが英語喋りながらチャーチル暗殺を企むドイ…
>>続きを読む日本人が朝鮮人に対して差別的、暴力的にふるまう描写は見ていてつらい。日本に留学していた監督だから、それなりにリアリティもありそう。ただ、全体では悲惨なことばかりでもなく、ちょいちょい笑えるシーンも多…
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