人生の真理という名のナイフで 心をザックリとえぐってくる作品だった
自分は特別って思い込んで "リア充"とは程遠い現実の生活から まるで逃避するようかのように故郷へ帰る主人公が痛々しい…
親族は仕事やら結婚云々を言わずとも杞憂していて 幼馴染みは笑顔で迎えながらも それぞれに自分の家族や同僚と"今"という人生を"幸福"に生きている
結局 今の人生に何もないのは自分だけって気付いた時の主人公の悲壮感が 胸に"戒め"を与えてくれるよう
ただひたすらに現実を生きて 当たり前の事に当たり前に努力して 当たり前の幸せを謳歌するっていうのは ある種の人間にとっては当たり前じゃなく とっても難しいのかもね
故郷も旧友も思い出も 今まっすぐ歩いている道をちょっと休憩して またまっすぐ歩きだす為に必要なんだよね
現実逃避には使っちゃダメよ〜ダメダメ
