Balthazar

ワイルド・スピード SKY MISSIONのBalthazarのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ポール・ウォーカーの急死に伴い、追悼作として再編集されて完成。ラストシーンは泣ける。TOYOTAスープラとダッジ・チャージャー、運命の分かれ道。
どういう形でブライアンをフェードアウトさせるのか、アクター、スタッフ一同熟慮の末に出した結論。
ポール・ウォーカーはもう死んじゃったけど、ブライアンは映画の中で今も生きている。家族という別の生き方を見つけて、しばし仲間とサヨナラしただけ…。


初っ端からいきなり病院が血塗れ修羅場の戦場になっている。
キレたナイフのような男の名前はデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)、前作の国際犯罪組織のボス、オーウェンの兄貴。元SASらしく、高い戦闘力を見せつける演出だ。

今では息子ジャックの送迎でファミリーカーを運転し、平和な日々を送るブライアンであったが、かつての走り屋としてのスリルを恋しく思う心情を妻のミアに打ち明ける。ミアは2人目の子供を身ごもっているのだがブライアンの気持ちを察して打ち明けられずにいるとリーダー格のドミニク(ヴィン・ディーゼル)に吐露する。

一方、DSS(外交保安サービス)本部のホブス(元WWEスーパースターのロック様)のオフィスには見知らぬ男が潜入し、彼のPCをハッキングしていた。デッカードだ。弟の復讐に燃えるデッカードはホブスのPCからドミニク一味のメンバーを突き止め、まず東京でハンを事故に見せかけて殺害し、更にドミニクの自宅に爆弾をプレゼント。手傷を負わされて入院したホブスから事情を聞いたドミニクはデッカード打倒を決意。その前に東京へ飛んでハンの遺品を受け取り、アメリカで葬儀を行う。そこに現れたデッカードを追いかけるも謎の特殊部隊に包囲されて一触即発に。

ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル。ほんと豪華な配役だなあ)と名乗る政府の情報機関員だと言う男が現れ、ドミニクに仕事を依頼する。ジャカンディという男が率いる民兵組織によって捕えられたラムジーという凄腕ハッカーを奪回してくれ。ラムジーが開発した『ゴッド・アイ』という地球規模の監視プログラムは世界中のあらゆる情報機器より位置情報データを入手可能、どんなテロリストが世界中のどこに隠れようと発見・追跡することができるミラクルな秘密道具。ノーバディはラムジーと『ゴッド・アイ』の奪還に成功したら、それを使ってデッカードを追い詰めるのに協力する、と約束する。

ドミニクはファミリー全員を召集し、ジャカンディらの護送車列に空からの急襲をかける。スカイミッション。んな、バカな、などと突っ込んではいけない。言うだけ野暮ってもんよ。車?飛ぶでしょ?普通に。

ナードなヤツかと思いきや素敵な女性だったラムジーの救出に成功したチームは次に『ゴッド・アイ』のメモリーチップを回収すべくUAEアブダビに飛び、エティハド・タワーで開かれている王族主催のパーティ会場へ。
アブダビの私設警備隊カーラ役に女性格闘家ロンダ・ラウジー、レティ(ミシェル・ロドリゲス)との女子王座タイトルマッチのゴングが鳴る。
ビルからビルへのスカイダイブ(^^;;)しつつ、早速『ゴッド・アイ』を使ってデッカードのアジトを突き止め、ミスター・ノーバディの特殊部隊と共に攻め入るも待ち伏せに遭って全滅、結局『ゴッド・アイ』をジャカンディに奪われてしまった。

L.A.に戻ったファミリーをジャカンディが無人攻撃機を備えた最新の攻撃ヘリコプターで襲う。ラムジーが『ゴッド・アイ』をハッキングし、無力化を試みるあいだ、空対地ミサイルを搭載したドローン相手に決死のチェイスバトルを展開。
なにげにタイのトニー・ジャーがジャカンディの傭兵キエット役で出演し驚異の身体能力を見せつけている。

あと、ロック様がミニガンぶっ放したり、ヴィン・ディーゼルが四股踏んだらビルが倒壊したり、ジャンピンググレネードアタックとか、もういろいろアレなんだけど、この人たち化け物だからね。しょうがないよね。うん。
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