Mai

Dearダニー 君へのうたのMaiのレビュー・感想・評価

Dearダニー 君へのうた(2015年製作の映画)
3.5
ジョン・レノンが若いアーティストに送った激励の手紙が43年の時を経て本人の手元に届いたという実話をベースに製作された映画。エンディングで実際の映像が流れるが、ジョン・レノンからの手紙には電話番号も書かれていたらしく"当時読んでいたら本人と会話ができたのに"と言っていたのが印象的だった。さぞ残念だったと思う。

若い頃に一発ヒットを出した今は落ち目のアーティスト、というルックスにぴったりの"イケオジ"アル・パチーノ。ジョン・レノンからの手紙を読んで自分の人生を見つめ直すというのはなんとなく理解ができた。ただハッピーエンドに向かって進むのが序盤から予想できたので、途中だれてしまったのは残念。

恋のお相手はアネット・ベニングで息子はボビー・カナヴェイル、息子の嫁はジェニファー・ガーナー、友人は名優クリストファー・プラマーと主役クラスの俳優を贅沢にキャスティングしている。ただ、やはりアル・パチーノの存在感は抜群で、画面に映るだけで空気が一変するオーラはさすがとしか言いようがない。

ジョン・レノンの名曲が随所で流れるのが心地よかった。
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