Kazu

Dearダニー 君へのうたのKazuのレビュー・感想・評価

Dearダニー 君へのうた(2015年製作の映画)
3.8

ポォ〜と楽しめる作品を、と何気なく選んだけれど、こんなにも素敵な作品だとは🥰

かつてジョン・レノンが新人だった歌手に直筆の手紙を送っていた。
しかし43年間も本人の手元に届かなかった実話をベースに作られたフィクション。

今は落ち目のロック歌手ダニー。
70代で昔のヒット曲をひっさげツアーをこなし裕福な生活を続けているダメ親父。

なんとも可愛いく憎めないダメダメ親父を見事に演じているアル・パチーノはさすがです!
歌も唄うし、踊っちゃうし🤣

もしも当時、ジョンからの手紙を手にしていたなら自分の人生はどうだったのか?
と、自問自答する。

代表曲がひとつあれば食って行けるとはスターの証なのですが、新曲を出すこともできずに苦悩するダニーも辛い人生です。

疎遠だった息子は不治の病でと、すごいストーリー展開ですが…😅

クリストファー・プラマー、ジェニファー・ガーナーが脇をかため、
アネット・ベニングとアル・パチーノの掛け合いがとっても楽しくて、全体的にはコミカル空気たっぷりな作品です。

全編にわたりジョン・レノンの曲が流れ、
ラストシーン息子と父親の暖かい愛情たっぷりのシーンに心暖まります。

こんなに可愛いアル・パチーノを私は見た事がありません。

自分の作品を観て、泣いたのはこの作品が初めてだったとアル・パチーノが話していたそうですよ^_^
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