森もり子

Dearダニー 君へのうたの森もり子のレビュー・感想・評価

Dearダニー 君へのうた(2015年製作の映画)
5.0
時代遅れのロックスターが、40年前に受け取るはずだったジョン・レノンの手紙を読んだことで、生き方を変えようとする物語。

この映画が描くのは「人が変わること」だけじゃなく「変わろうと変わるまいと喜びと悲しみを携えて続く人生」そのものだと思う。
どんなに生き方が変わっても、それで人生が急に好転することはなくて、新しい人生にも以前と変わらず苦悩はあり、そして希望もあるよね、ということに気づかされる。
そんな「どんな人生にも確かにあるはずの希望」を見出してくれるこの映画のラストシーン、たまらなく好き。
このラストシーンだけもう何十回も観ている。
森もり子

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