ヤスマサ

スノーデンのヤスマサのレビュー・感想・評価

スノーデン(2016年製作の映画)
3.5
エドワード・スノーデン氏が、アメリカ国家安全保障局(NSA)の行っていた国際的な個人情報監視の事実を暴露した事件を、オリヴァー・ストーン監督が映画化したポリティカル・ヒューマンドラマ。
2013年6月、イギリスのガーディアン誌が報じたのは、元CIAでNSA職員のエドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン・レヴィット)が、アメリカ政府公認の国際的な監視プログラムの存在を内部告発したものだった。

世界的に有名になった「スノーデン」事件。
当時、国家の安全を脅かす存在なため、スノーデンは国際手配されたのかと思っていたが、必ずしもそうではなかったようだ。
詳細は知らなかったが、監視プログラムは、9.11のテロ対策のためだと、行き過ぎた政策が取られた、いわゆるショック・ドクトリンだ。
やや保守的で愛国心溢れる若者が、公私の間で葛藤しながらも、政府の愚行を正すべく、無謀とも思える行為に走るまでの経緯を描いている。
飽くまでスノーデンからの目線で描かれているものの、事実を基ににした映画であることは間違いない。
ドキュメント性が高いせいか、全体的な抑揚は少ないように思うが、何が怖いかと考えれば、見方も変わってくるだろう。
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