KAYA

スノーデンのKAYAのレビュー・感想・評価

スノーデン(2016年製作の映画)
4.5
CIA/NSAと米国政府のインテリジェンスに所属していたスノーデンが、米国政府がランダムに個人情報を搾取していることを告発した背景/過程/理由を描いた、実話をベースにした話。

大学の授業か何か忘れたけど、インテリジェンスを扱ってたクラスがあって、そういえばこの人の名前聞いたことあるなで視聴した作品。

彼が言いたかったことは以下
・上記の事実を知った際、初めは9/11の悲劇を繰り返さないためと納得しようとしてたが、どう考えてもアメリカの経済的国益で有利に立つため(他国のスキャンダル/弱みを握る)など、軍事的以外で利用しようとしている。

・しかもそれがアメリカ国民がokを出して進めていることならまだしも、知らず知らずのうちに行われていていることが問題である。

作中スノーデンが言ってた、”自分の行いには全く後悔しておらず、何か議論を行う際に、データや事実を誰かが暴露しないといけない”、とこれをしなくても生活も安定して、収入もあった彼が命をかけて行ったことに力強さを感じた。

自分を含めて多くの人は自分から何かを知りに行こうともせず、何かあった時に文句だけ言ってしまいがちな気もするが、普段から考える癖を持つこと、自発的に動くことの大切さを改めて実感。
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