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ヒロシマナガサキ
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『ヒロシマナガサキ』に投稿された感想・評価

広島と長崎の『原爆投下』に関する生き証人達とエノラ・ゲイの搭乗者達等のインタビューと当時の映像を絡めたドキュメンタリー。

今作品制作当時に御存命の被爆者の方々の、原爆投下から 爆心地の様子や生き残った後状況と被爆後の生き様等の生々しいインタビューは、流石に姿勢を正しながら聞き入ってしまう。


渋谷や原宿の若者達に街頭で質問。
『8月6日』は何の日?と、お決まりのインタビューからスタート。

無論、忘れてはいけない出来事であるし、語り継がなければならない歴史だが、最早知らない世代に無理矢理に刷り込ませる時代じゃない。

今の若い人達程 争い事が嫌いな世代はいないのだから、下手な心配は無用。
大丈夫。
…寧ろこの作品を観るべき 一番危うい世代は、中途半端な反戦教育を受けてきた 我ら40~50代のおっさん達だと個人的には強く思った。

原題の『White Light, Black Rain』は感慨深いタイトルだな~。
TAB

TABの感想・評価

4.3
「核のことを知っていたら、核を落としちまえなんて言わない。本当に知ってるやつならな。もし、そんなこと言う奴がいたらそいつは核の恐ろしさを何も知らない奴だ。」
9条なんていらないなんて、この映画を観たあとに言える人はいないでしょう。
僕自身核には核を、抑止力がないとダメだろ、みたいな考えでしたが、考えが変わりました。
結構衝撃的な映像が多いですが、これが核の現実なんですね、一度広島に行かなくては(^^;;
観てよかったのだろうか。激しい憤りと衝撃と虚しさに襲われた。日系アメリカ人が近年(2007年)制作したドキュメンタリー。被爆者の方々への丁寧なインタビューを中心とした被爆についての集大成なのだが、オープニングは1945年8月6日を知らない竹下通りの若者達で始まり、エノラゲイに同乗した科学者は「No sympathy, no regret」(同情も後悔もない)と言う。

顔にケロイドを負い、整形手術を受けるために渡米した「原爆乙女」たちはアメリカで自らの傷痕を晒して核の恐ろしさを訴えるのだが、「原爆乙女」の世話人である牧師とアメリカのテレビ番組に出演した際に、エノラゲイの飛行士と突然対面させられる。飛行士は日記のワンセンテンスだけ読み、泣き、感動のショウに仕立て上げられた。有名なショウ番組だそうで、その茶番劇にワナワナ震えてしまった。

エノラゲイに搭乗した科学者は広島長崎の後も水爆を開発し続けた。心の中で、呪いの言葉を呟いた。

今まで断片的に伝えられてきただろうアメリカ側のインタビューやニュース映像が数多く掲載されていて、血管が切れそうになった。

また、今まで被爆者が描いた絵でしか見たことのない惨状をこんなにたくさん映像として観たのは初めてで、心が止まった。恐怖なのか、これは人間のできることなのか、人間はこんなに残忍なのか、人間はいったい人間なんだろうか、あり得ない、想像を絶する。自分の目を疑う。人間は人間なんだろうか。

子ども達の姿が目に焼き付いて消えない。

被爆者のお一人が「学校で生き残ったのは、私一人なんです。生徒は620人いました」「生き残った理由を考えました」「原爆の恐ろしさを伝えるために生かされたんです」

本当はこんなに長く書くつもりはなくて、

「これ以上の反戦映画はありません。観るのは辛いし言葉にできないのですが、後世に残すべき映像です。」

と書くつもりでした。

被爆者の方々は、被爆時の惨状だけでなく取材当時の気持ちも答えている。「心も身体も傷を負って辛い。死ねるなら早く死にたい」「でも生き残ったのは、核の恐ろしさを伝えるためだから、自分の傷を晒して伝えたい」「こんな辛いことは自分で終わらせたい」「亡くなったきょうだいの代わりに死にたかった」「きょうだいの名前を口にできない」「生き残っても親は死に、子どもだけでは生きていけなくて、妹は自殺した」

アメリカにいた時、図書館の子どもの歴史の本はすべからく、原爆が戦争を終わらせ、平和な世界を作ったことが最後のページに書かれていた。

エノラゲイは、ワシントンD.C.の宇宙航空博物館に展示されていて、日本人観光客が写真を撮っていた。

アーリントン墓地にある硫黄島のモニュメントをみて、アメリカ人に感想を聞かれたが答えなかった。

戦争で勝利するヒーローに憧れる子どもを育ててほしくないね。

地道に和平を続ける人を尊敬する国であってほしい。だから呪いの言葉も慎みます。この憎しみは…どうしたらいいんだろう。

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