前作の迷路脱出ゲームから生還したところからスタートすることからも、もはや“メイズ・ランナー”の意味を成していないのは一目瞭然ではあるが、それでも本作が夢中になれる理由として、世界観が前作より広がったことにより、アドベンチャー＆ミステリー要素が更に増したことにある。
迷路に夢中だった前作とは違い、本作のミッションは自分達の陥った真相を探ること。つまり真の敵は誰なのかを突き止めることであり、過去を思い出していくことで、現在に様々な葛藤や変化が生まれるという展開自体はよくあるパターンだが悪くない。
次作への伏線もあり、合間の物語としてそこまでダレる事もなかった。だいぶ風呂敷を広げてしまった感があるので、３作目でしっかり回収される事を期待。
