このレビューはネタバレを含みます
Detroit Become Humanプレイヤーなので、カムスキーハウスみたいな雰囲気に見えた。
約20時間で1周のゲームと比較するのは大変かわいそうだけれど、つい比較しちゃう。ゲームだとケイレブみたいなガチ善人は抜け道を探して逃げられるので、ラストは非常に後味が悪かった。後味が悪い作品は好きだけれど、ケイレブが良い人すぎて、好きよりかわいそうが勝っちゃったな。
そして、カムスキーにあたる社長のネイサンだけれど、あのように憎まれ、挙句殺されるほどの極悪人かな?ケイレブを助けなかったラインで読み解いたら「そこまでじゃないのに殺された」?…違うよね。
たぶん私の感覚がここは違うんだと思う。自分の腕壊すほどバンバン叩く子はそら閉じ込めるって。善人ケイレブは怒っていたけれども。
さてケイレブはガチ恋したのかな?好みに合わせたということはそうよね。
ガチ恋までいかなくても同情心を抱いたから酷い奴とはいえ社長と戦ったんだと思う。しかしそれにしたってチョロすぎないかな?
…と、こんな調子で、コンパクトに108分で収めたこともあってか、想像するには難しいやんわり描写や雑/無茶設定が結構あるので、時々「?」となるシーンがあった。
重要セキュリティをサクッと改変&ビデオ視聴をごく短時間でやってのけるケイレブ、刺され倒してもなおそくそく歩く強靭ネイサン、アジア女の人工皮膚を貼ってできる白人女…この辺りはもう「そういうもん」として見るしかない。
私の中での謎は皮膚切りのシーン。
なぜそこで1回狂ったんだろう。キョウコは何がしたかったんだろう。考察サイトをチラッと見ても、あのシーンの意図はイマイチ掴めないまま。