MENがとても良かったのでずっとリストに入れてたエクスマキナ、やっと見た。3/4くらいまでめちゃくちゃ良くて、ワー！！！傑作！！！となっていたけどキョウコの描写にがっかりする所があって減点。
【好きなところ】
●建築…！！！大自然の中のモダン建築…は〜〜本当に良〜〜〜
●エヴァのデザイン！お腹のあたりから光る内臓(?)が透けてるのと、顔だけじゃなく手もリアルにした所が天才
●ネイサン(オスカーアイザック！)の役作り。頭が良くて金持ちで、俗世からは離れた場所で好きなことやって、一人で飲んだくれて筋トレして、会話や歩き方の節々にまで満ち満ちている気鋭のIT社長っぽさ〜〜
【気になった翻訳】
●sexualityもgenderも単に「性別」と訳されてる
（でもそこからのネイサンの会話は面白くて、「AIが恋やセックスをしちゃいけないか？」とか「彼女もセックスを楽しめる」「(男がヤレる！のではなく)彼女も気持ち良くなれるよう設計してある」という一連の流れ。なんとなくAIたちを自分の性欲処理のために作っているのかと思ってたので意外だったな）
エヴァの慎ましやかな喋り方や幼稚な服装(コントロールできそう)、男を自分しか知らない(処女性)…まぁ意図的にエロチックに撮ってる所もあると思うけど、そこにブッこむオチが最高でしたね…
【ガッカリしたところ】
・キョウコが英語が分からない召使兼セックスドールなのは中々しんどかった。ソノヤ・ミズノさんのインタビュー見ると監督とは”日本人女性は正解一女らしく振る舞うようにされてる”ということを話したようなので、わざと日系キャストしたのかなとも思うけど、実際日本人女性の私が見るとゾワっとする
・ラストの方でエヴァとキョウコが初めて邂逅したとき「やったー！！！」となっていたのに、まさかの展開になってしまい、「エヴァ…おま……」
・さらにはエヴァさん、旧型モデルの中でもアジア系から皮膚を奪っており、キョウコのあの展開の後にそりゃないぜ…の気持ちに。
（しかもこのアジア系のJADEは暴れて扉を殴りまくって両手破壊していたはずでは）
