何を持って人間なのか、何を持ってAIなのか、その線引きはどこなのか。
エヴァへのチューリングテストを通じて、その問題に迫る映画。
エヴァ、そしてそのプロトタイプであろうキョウコ。ネイサンによって作られた彼女たちはネイサンによってぞんざいな扱いを受け、なすがままの状態。
そんな中、チューリングテストの試験者として選抜されたケイレブが彼女たちを人間と同様に接していく中でエヴァと何となく恋みたいな感じが芽生えるが…という話。
AIを扱った作品はもう世の中に結構あると思うけど、また違った風味の作品では面白かったです。
この作品の終わり方を考えると、人は自分の利益だけを追求しないこともあるけど、AIは自己の利益の最大化に基づいて行動するってことなのかな。人間社会に紛れ込んだエヴァはあの後どうなったのだろう。
アリシア・ヴィキャンデルの顔がとにかく綺麗で人形みたいだからこそ、エヴァ役が似合ってた。服はなんかダサいのは敢えてなんだろうか。
AIを扱った作品といえば「her」が大好きですが、herのサマンサはOSで実態がなかった。でもエヴァのような実態を伴ったAIが普及したら、それこそAIのこと好きになっちゃう人いそうだし、キョウコのような何にも文句言わないなすがままのAIも持つ人多そう。
