このレビューはネタバレを含みます
ある個体AIの人間との境界を調べる為のチューリングテストを行う為に検索エンジン会社社長に呼ばれたケイレブ。
隔絶された山荘で、ネイサンにモニタリングされながらのエヴァとの7日間。
エヴァの造形がとても良い。
セクシャルではない美しい個体としてちゃんと成立している。
分からなかったのは、ケイレブが選ばれた理由として思い立った時、10年前の事故時に何らかのヒューマノイド化を施されたからだと疑って、腕を裂いたのだと思うが、結果は如何だったのか?
エヴァの外界への知的好奇心を喚起したのはケイレブ自身だとして、それにより出来うる限りの謀略智略を用いて実現させたエヴァは人間だと言えるかもしれないが、AIである限り充電が必要だろうから、結局また元の場所に戻るのだろうか?
それまで閉じ込められたケイレブは生存出来るのだろうか?
結構ヒリヒリする。
ケイレブがネイサンを唾棄すべき人物だと思ったのは、ガイノイドを開発する目的がやはりセックス産業に関わる事だと見抜いたからだろうか?
分からない事は山積しているが、何でもはっきりすれば良いというものでもない。
あれVodka だったのね?
Filming locationがNorwayだったから、てっきりAquavitだと思った。
A.ヴィキャンデルは、AIならではの純朴で愛らしく見えるエヴァを好演したが、4年後に腹筋がバキバキに割れる事は本人も知らなかっただろう。