CORO3

エクス・マキナのCORO3のネタバレレビュー・内容・結末

エクス・マキナ(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場で鑑賞。
設定だけで大好物なSFと思いチョイス。

ネットの検索エンジンの開発会社社長ネイサン(オスカー・アイザック)が個人的にAIを搭載した女性アンドロイドを作る。

そのテスターとして、社内の抽選で選ばれたケイレブ(ドーナル・グリーソン)は、ネイサンの待つ人里離れた山奥の別荘に招かれる。

ケイレブが見たのは、美しい容姿で人並みにコミュニケーションが取れる”エヴァ”だった。

始めはエヴァのAIの完成度に技術者として興奮していたケイレブだったが、次第にエヴァに惹かれていく。

テスト中に停電が発生。するとエヴァはケイレブにネイサンを信用するなと告げる。

日が経つにつれ、ネイサンを信頼できなくなる。それとは逆にエヴァに惹かれるケイレブの取った行動は?

終始、美しくスタイリッシュな映像でまとめられていた。エヴァのスタイルは無機質な機械なのに、有機的で女性らしさを表した良いデザイン。
脚本の面でも単純なラストにしないあたり、さすが『28日後』や『サンシャイン2057』の脚本を手がけた監督。

ラストの何とも言えない感覚は、話の筋は全く違うが『太陽』を観終えた時に似ている。

エヴァ役のアリシア・ヴィキャンデルがキュートで美しく、かつアンドロイドっぽい表情、仕草を上手く演じてた。

ケイレブ役のドーナル・グリーソンもすごく繊細に演じており、『アバウト・タイム』や『スターウォーズ』とはまた違う印象だった。

ネイサン役のオスカー・アイザック。とてもポーと同じ人に見えない(笑)

冷静に考えるとありがちなプロットなのだが、ラスト付近の見せ方がすごく好みだった。

上映館がかなり少ないようでもったいない。劇場で観られてラッキーだった。

2016-186
CORO3

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