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エクス・マキナのwksgknchのレビュー・感想・評価

エクス・マキナ(2015年製作の映画)
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いやー、面白かった。
こんなストーリーだったのか、
いくつかの示唆を含んだ物語、想像の斜め上。
それを可能としたのは素晴らしい脚本。
監督・脚本はアレックス・ガーランド。
ザ・ビーチ(原作)、28日後(脚本)、わたしを離さないで(脚本・製作総指揮)、
という華々しい経歴から今回監督デビュー。
その才能は本物でした。

ネタバレしないでいろいろ書くのが難しい。

登場人物?は4人だけという密室劇。

ケイレブは、ネイサンの会社”BLUEBOOK”の社員で、優秀なプログラマーで、ネイサンに山奥の別荘に呼ばれ、1週間、エヴァのチューリングテストに挑戦する、仮想婿。

ネイサンは、BLUEBOOKの社長、天才、ザッカーバーグ+ジョブス。
人工知能の開発に注力するために、山奥に豪邸を建設し、日夜研究の日々、仮想父。

エヴァは、ネイサンが開発した人工知能を搭載したロボットで、彼女が人として認知されるかどうか判断するための実験体、仮想娘。

キョウコは、ネイサンの開発したロボット、メイド、仮想妻。

ケイレブは最初半信半疑でチューリングテストを始めるが、
エヴァから溢れる魅力から好意を抱きはじめる。

ネイサンへの憧れも、次第に崩れ始め、
ネイサンの思惑が歪んでるとしか思えなくなってくるケイレブ。

エヴァの容姿、エヴァの会話、キョウコの振舞い、
それらが一気に解き明かされるラストの展開は、
ここまでの流れを全てひっくり返す。
そして気付かされる、つまり、、、、(鳥肌が立つ)

エヴァはヒトなのか、ヒトとは何なのか、
と同時に、愛とは何か、をも問うているとても真面目な映画だった。


あー怖い、人間不信になるわ。

建築が素敵だったなー、山のほうが好きだなー

劇中の会社、BlueBookのtwitterあるし、
AVAによる画像認識プログラムもあったり、
まあ最近よくあるプロモーションですね。
でも確実に引っかかってくる。
効果のほどはわからないけども。
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