《革新的なAI映画で描かれたホラー》
あのラストは想像出来ず。
最新技術で描かれたホラー映画だな、と思った。
1時間48分全ての雰囲気が、怖い。
お化けや怪物など視覚的な怖さじゃなくて、空気感が怖い。
人工知能とはなんなのか、
人間とはなんなのか。
ケイレブが自らの腕を剃刀で切るシーンがあるのだが、この映画においてかなり重要なシーンだと思った。
区別できなくなる、という恐怖
性的感情、という恐怖
なぜネイサンはAIに性別を与えたのか。
性に関する本質的な意味合いも感じれるような、ストーリーだった。
それにしても全編革新的な映像に心を奪われた。森の中にあるガラス張りの実験施設、エブァの美しすぎるフォルム、見たこともないような女性の描き方。
なんだろ、全てが"近未来的美術"だった。
そう遠くない未来、
AIは人間を原始人だと扱うのだろう。
AIは人間を滅ぼすのだろう。
そんな未来に警鐘を鳴らす、傑作だったと思う。
追記
アリシア・ヴィキャンデルの体当たりの演技は素晴らしい。このストーリー展開において、アリシア・ヴィキャンデルは必須の女優だっただろう。トゥームレイダー観よかな( 笑 )