ミミック

セックスドキュメント 性倒錯の世界のミミックのレビュー・感想・評価

3.0
東映やくざ映画の名手である中島貞夫による、レズビアンやゲイなどの性的マイノリティにスポットを当てた1971年のドキュメンタリー。レンタル店のアダルトコーナーにあるのを発見。
ドキュメントと銘打っているが出てくる人の扱いは、奇人変人さんの羅列に過ぎず、感触としてはモンド映画に近い。
風船を膨らませるように脇の切り込みから胸の肉に空気を送る、モザイクなしの豊胸手術シーンにぎょっとする。全身入れ墨のフンドシ男達の紹介映像が無音でちょっと面白い。緊縛やSMショウがイメージ通りなのは、この40年でマイナーであった性嗜好が一般化した表れか。
この映画は当時はどれ程センセーショナルだったのだろう。ナレーションが西村晃なのがじわる。
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