あやの

アバウト・レイ 16歳の決断のあやののレビュー・感想・評価

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)
3.7
また悩める少年少女系、青春系、家族系観てしまう。
大好きなんですわ~。
そしてLGBT系も興味があるから優先して観る。

良い映画だった。
トランスジェンダーになる治療のために両親のサインをもらおうとする話なんだけど、家族だけにしっかり焦点を当ててじっくり親と子の関係、それぞれの心境、様子を丁寧にまっすぐ描いていた。
最後には涙。

リリーのすべてを思い出した。
あの時代に比べたら当然医術も周りの考えも進歩して、思い思いの人生を送れる人が増えているといいなぁと思った。偏見とか制度とか障害を挙げたらキリがないけど。せめて直近の家族だけでも、受け皿になってあげてほしい。大変な事だろうけど。

私個人の話ですけど学生時代の同級生でボーイッシュな女の子がいたんですが、大学行ってからか卒業してからか男の子になれたようで。
母同士が交流あったんで知ったんですが、私は関わりそんななかったけども良かったなぁ、って思った事も思い出した。
まだ親になってないから自分の子供が違う性別になりたいって言ったとき、逆になんでそんなに皆拒否とかショック受けるのかまだ理解できないんですが、手術が危険とか今後の不便さを考えてなのかなぁ。軽く考えられる事ではとてもないけれど、現状としては私だったら応援してあげたいなぁと思ったりした。(まだ親じゃないから好き勝手言えるだけだろうけど…)
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