このレビューはネタバレを含みます
牛泥棒の濡れ衣を着せられ殺されそうになる本保安官のジェド・クーパー。何とか一命をとりとめた彼は保安官にカムバックし、自分に濡れ衣を着せて殺そうとした9人への復讐を開始する
てっきりクリント・イーストウッド演じるジェドが、保安官という肩書を利用して職権乱用上等って感じで9人をバンバン撃ち殺していく、リベンジ・ガンアクションかと思ったら、アクションシーン少なめのおとなしい西部劇だった。
おとなしいと言っても、罪人を吊るし首にする処刑の模様は誰でも見物することができ、あたかも見世物のようになっている有様は恐ろしい。これも時代か。
ストーリーは何だか消化不良気味。新しく連れてこられた囚人の顔をいちいち確認する女性も結局重要人物じゃなかったし、ジェドの復讐も、残り二人の時点で映画自体が終わってしまう。続編作るつもりだったのかな?
しかしまあ、クリント・イーストウッドはかっこいいし、チョイ役でデニス・ホッパーとブルース・ダーンが出ていたのには驚いた。
余談
本作はDVDで鑑賞したんだけど、字幕に誤字衍字がいくつかあった。