人生に嫌気がさしている頑固なやもめ老人・フレッドは、娘の勧めで小さなアパートに引っ越す。と、お隣りにはエルサという自由奔放なお婆さんが住んでいた。初めは嫌々ながらも彼女と近所付き合いをするうち、彼は人生を謳歌しているエルサに次第に惹かれてゆくのだったが……。
大好きなクリストファー・プラマーに、大好きなシャーリー・マクレーン、おまけにこれまた大好きなお爺ちゃんお婆ちゃん映画！
この前提だけで本作に寄せる期待は特大でしたが、その期待を裏切らない、凄く素敵な作品でした。
何しろシャーリー・マクレーンが、お年を召しても若い頃と変わらずとってもチャーミング！ エルサの生き方はちょっと出鱈目すぎるけど(無銭飲食はいけません笑)、そんな奔放な生き方もよく似合っていて、見た目に限らず中身もキュートで、もう本当に罪なほど可愛いお婆ちゃんでした。ありゃフレッドじゃなくても惚れるわ！
そしてそのフレッドがまた、頑固ながらも紳士的なこと！ それになんと愛らしいこと！
キャスティングがグッジョブなだけでなく、本作には主演のお二人の魅力がたーっぷり詰まっていました。
お話もコミカルで、ラヴリーで、スウィートで、ニフティで……。出来れば最後はもっとハッピーな終わり方にしてほしかったけど、ま、これも人生でしょうか。
兎も角、お気に入りの一本となりました。
嗚呼、わたしもあんなお婆ちゃんになりたい。年を取ってもこんな恋をしていたい。目下、将来クリストファー・プラマーみたいな感じになる旦那さんを大募集中です。えへ。
