片腕マシンボーイ

デヴィッド・ボウイ・イズの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

デヴィッド・ボウイ・イズ(2013年製作の映画)
3.8
デヴィッド・ボウイ回顧展「David Bowie is」行ってきましてん!

昨年の突然の訃報から早1年が経ちました
無宗教の僕にとって神様と言えばデヴィッド・ボウイ
クリスマスにも触れず初詣にも出向かない僕にとってこの回顧展は数少ない神事であります
神妙な面持ちで参拝してまいりました…

これ、東京大阪くらいしかやらんのかな?
デヴィッド・ボウイ好きならお遍路のつもりで夜行バス駆使してでも観に行ったらよい!
ボウイ様の身につけたステージ衣装やボウイ様の手記、ボウイ様の使用済みのアレやら、ボウイ様の貴重な映像やらをボウイ様の名曲を聴きながらみれます!
幸せです!
でも2度と御生前のボウイ様に出会えないかと思うと哀しみでイッパイでもあります…

おやおやマシンボーイが悲しみに暮れているというのに…あなた思いましたね?
Filmarksは映画レビューすんヤツぞ!なんで展覧会のレビューしてんねん!って
はいはいはい、忘れてませんとも
展覧会ではボウイ様の出演した映画やショートフィルムの紹介や上映もしてましてね
そん中でマシンボーイ的に気になった作品がございまして、Filmarksに登録されてないんでこっちでレビューしてまおうか!って寸法ですわ
え、登録申請しろって?1ヶ月以上前に申請したへっぽこ映画がいまだに音沙汰なしですもん、もういやぁ…

ってことでデヴィッド・ボウイ出演のショートフィルム「The Mask」のレビューを
スコアも「The Mask」のスコアですよ

とある笑顔のマスクを手に入れた主人公
マスクをかぶると家族も同僚も弾けたように笑い出す
その笑顔が笑顔を呼ぶマスクはたちまち話題となり、マスクをかぶる彼自身もスターになっていく
しかし、彼は気づいていなかった…終わりが近いことを

もともと歌を歌いたかったわけではなく自分の考えを、世界を伝えたいという思いを実現する手段として歌を用いたボウイ様はたくさんのファンの前でパフォーマンスする機会をただのコンサートにはしたくなかった
ショーや演劇的な要素を盛り込んだ舞台にするためにたくさんの仕掛けを盛り込み、自らも役者にダンスにパントマイムと様々なことに挑戦したボウイ様
「戦場のメリークリスマス」でも披露したパントマイムで作り上げた一本の作品が本作「The Mask」であります

いや、別に白目剥くほどに上手なわけでもないですよ
がーまるちょばみたいなん期待すると火傷しますよ
でもなこの世界観は唯一無二よな!
まさに「Ziggy Stardust」の世界です
主人公はボウイ様の分身ジギー
「Ziggy Stardust」を端的に表現したのが本作と思います!
もうな、ほんとにスタジオでボウイ様がひとりでパントマイムしてるだけな作品なんですが出来上がった世界観に魅了されますよ
ボウイ様の微笑みが…
ボウイ様に興味ない方がみたらどうかしらんがボウイ様の信者は必見!
なんかのDVDにも収録されてるらしいが欲しいな

とりあえず会場までは「Heros」、帰りは昨年リリースされたNine inch Nailsとボウイ様のコラボしたライブ盤聴きながら行ってきましてん
しばらくはボウイ様聴き続けるんだろうなぁ

ちなみに帰りに奮発してタリスカーの10年買ったんですがな
ロックグラス使わないで回顧展のグッズ売り場で買ったボウイ様のマグカップで飲む始末…
我ながらボウイ様愛はわかるが高価な酒が勿体無い…
まぁ御神酒やな!御神酒!

とりあえず年1の神事として毎年回顧展やってくれんかしら?