リーヴ・シュレイバーさんやエリアス・コティーズさんといった、およそSFにはちょっと濃すぎじゃないかというメンバーでお送りするスペースホラーなんですけども、面子の濃さに反して内容が薄すぎるんじゃないかと終始感じてましてね。
2000年に公開された『ミッション・トウ・マーズ』や『レッド・プラネット』という2つの作品があって、それらが素晴らしいとは思わないけど、あれから時は経ち『プロメテウス』然り、『インターステラー』然りで惑星の表現も格段に進化した中で、よもやあのレベルの地球外描写をやるのも逆に勇気がいったと思いますよええ。
それでも内容が斬新なら良かったのですけども、最近観た中ではなかなか投げやり感が半端なかった『エイリアン・インフェクション』とさほど変わらない有様で、配役が面白かっただけに残念です。
どうせ何かと被るなら、なんらかの物体にみんな取り込まれて毛むくじゃらの生命体になってくれたりすると、少なくとも僕だけ地味に布教したんですけども。