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ノーマル・ハートのmkのレビュー・感想・評価

ノーマル・ハート(2014年製作の映画)
3.8
本作で描かれているのは、80年代初頭のエイズが発症した当初。やっとゲイライツが少しずつ認められてきた時に、「ゲイのガン」と言われ、ゲイへの偏見が助長されることとなってしまう。終始、辛い。

しかし、思わず一時停止するくらい、マット・ボマーがめちゃくちゃイケメン。出てきた瞬間、画面が輝いてびっくりした。それだけに、後半になる連れて、痩せ細っていくのを観るのは辛い。スーパーマン役の候補になるくらいムキムキな彼が、肋骨が見えるほどゲッソリしていて、役作りが凄まじい。『キャプテンアメリカ』の血清前後のようなCGかと思ってしまうくらい。

そして、本作のマーク・ラファロは叫ぶ。怒る。迫真の演技。彼の出演作を観てみると、2010年代以降の作品選びがめちゃくちゃ良い。社会派にしろ、エンタメ系にしろ、傑作揃いなので、彼目当てではないのに、いつの間にか、出演作は殆ど観ていた。
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